2020年12月26日土曜日

吉田拓郎の名曲「シンシア」にツッコンでみた

 吉田拓郎自身歌唱の作品で一番最初に感銘を受けたのが、「シンシア」(1974/ 7/1)でした。今は竜飛崎の方が良いと思うこともあります。どちらも名曲ですよね。

「Live73」(1973)と「人生を語らず」(1974)の間に出されたシングルということになります。まさに、ミュージシャンとしての吉田拓郎の絶頂期ですね。

しかし、ずっと混乱しています。

①「君の部屋のカーテンやカーペットは色褪せてはいないかい」

って、余計なお世話な気がします(まあ、多分、「君は色褪せないでね」という意味なのかな)。

②「君の部屋に僕一人いてもいいかい」

って、シンシア(≒南沙織?)にとってはストーカーだし、奥さん(おけいさん)にとっては浮気でしかないww

③「人ごみにかくれて肩をすぼめて自分を見つめたとき 過ぎ去った夢が崩れ落ちる 長い旅が終わる」

ここ、大好きな割に、よくわかんないです。「旅」は多分「心の旅」(笑)でもあるのだろうけど、20代で夢が崩れて旅が終わるのはえらい儚いなあと。

④リアルシンシア(=南沙織)あるいは(詞の上での)妄想シンシアって、拓郎や(詞の上での)主人公とどういう関係なんだろう?

⑤「君の腕で眠りたい」

とあるけど、それは実現可能な願いなのか、それとも妄想に近い願望なのか?
それとも既に眠ってみたことあるんか?

⑥「君の腕で眠りたい」

「人生を語らず」(1974)には当時の妻、四角佳子さんとの確執を感じられる曲がおさめられており、翌年には離婚という結果になっています。オケイさんは、いったいどんな気分でこの曲を聞いたのでしょうか・・・。

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うー、45年来の疑問と妄想が暴走しています。

 何もかも愛ゆえの事だったと言ってくれ(永遠の嘘をついてくれ:1995)

それにしても、メロディーもアレンジも歌唱も、秀逸ですね。
------------- かまやつ:シンシア、帰る場所も かまやつ:シンシア、ないのなら 吉田:シンシア、君の腕で 吉田:シンシア、眠りたい ------------- という、終盤の拓郎のカットインプレーも素敵です。何度聞いても、やや甘ったるいかまやつさんボイスに、ちょっとコワイ拓郎ボイスが割り込んでくるところでぐっと全体がしまってカッコイイです。 同時に、シンシアの腕の中で眠るのは、「俺だーーーっ!」と言わんばかりの当時の拓郎の勢いが可笑しくって、可笑しくって。 「ここは俺に歌わせろ」って感じだったのでしょうかw


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